まえがき

「Vivliostyle で本を作ろう Vol. 5」をご覧いただきありがとうございます。Vivliostyle は、Web ページのレイアウトに用いられる CSS の技術を使い、紙のページをレイアウトする CSS 組版を実現するプロジェクトで、AGPL ライセンスのフリーソフトウェアとして公開されています。この本では、Vivliostyle のユーザーや開発者が Vivliostyle をはじめとした CSS 組版にまつわる記事を集めています。とはいっても、ここ最近は開発者側の発信が増えてきており、Vivliostyle の最新情報の発信としての役割も出てきましたね。

合同誌も 5 作目 (個人サークルとしてはもっと前から) となり、本の制作に慣れてくることによるデメリットを感じてくるようになりました。それは、初心者としての目線が無くなること。

私は主に Vivliostyle CLI の機能開発を続けており、この合同誌を作る上で不便だった点も機能改善で盛り込むことができました。しかし CLI の機能が成熟してきたことで入稿までのルーティンが確立してきており、また仕事や個人的な用事などでだんだんと手をかける時間が少なくなってきました。一方で、CLI が Node.js のエコシステムを利用している都合上、ソフトウェア開発の心得がない人にとってはまだ難しい点があることも事実です。そういった点に気づくきっかけとなる、利用者の率直な意見を集めることもこの合同誌の役割の一つだと思っています。

というわけで、Vivliostyle は作り手の意見が聞けるととてもうれしいです。GitHub issue でも良いですし、Vivliostyle Slack も活発です。

そこのあなた! 次の本は Vivliostyle で作ってみませんか?

免責

本書の内容に関して、正確性は保証できません。本書に書かれた情報を利用することで生じた結果に対して、著者はいかなる責任も負いません。 もしこの本を読んで気づいたことや感想などがありましたら、編集者 Twitter アカウント @spring_rainingharusamex.com@gmail.com 、各寄稿者へぜひご連絡ください。きっと喜んで答えてくれることと思います。

無料公開について

本書は電子版が Vivliostyle サンプルページに全篇が公開されています! 実際に Vivliostyle viewer を介してブラウザの印刷機能を使うことで、今ご覧になっている紙面をそのまま PDF として保存することもできます。また、本書の CSS テーマや原稿も GitHub に公開しているので、ぜひ参考にしてください。